本年度の冬休み特別企画として、【高校間連携事業】「2022エンパワーメントプログラム」が、令和4年12月19日(月)~23日(金)の5日間、本校会議室にて実施された。これは、ウインタースクールに午前中出席後、昼食を挟み午後(13:30~17:00)に受講するもので、本校生徒20名、春日高校生徒7名の計27名(いずれも1・2学年)が受講した。プログラム期間中はオールイングリッシュでグループ活動が行われ、日本語の使用は一切認められない。また、他校生徒との協働作業を余儀なくされるため、内容の濃いプログラムであった。
1名の外国人ファシリテーター(英国)と5名の外国人留学生(東京大学・東京工大・早稲田大)をディスカッションリーダーとして、生徒5~6名1組でグループを組み、様々なテーマについてディスカッションやプロジェクト及び英語コミュニケーション能力向上を目的としたアクティビティなどのグループ活動に取り組んだ。
開始当初、様々な不安を抱え、緊張の色を隠せなかった大半の受講生たちではあったが、ディスカッションリーダーの巧みなリードと励ましによって、英語に対する不安感を払拭し、失敗を恐れず自分の意見を発信する勇気と自己のアイデンティティに目覚めた新しい自分との出会いを体感し、充実感と自信に裏付けられた笑顔で積極的に対話し、合意形成を図る姿勢が顕著なものとなり、著しく成長した。
プログラム最終日には大雪警報が発令され、午前中休校となるなど、プログラムの実施が危ぶまれたが、幸いにも午後から天候が回復し、2名のリモート受講を含めた全員が修了式を迎えることができた。
受講生たちの感想では、プログラムに対する満足度は極めて高く、グローバル時代を生き抜く力を身につけるとともに、他校生徒や留学生たちとの親睦を深めることができた。そこには、受講生主役のプログラムを自分たちで創りあげていった誇りが伺える。プログラム受講生の一人ひとりが、近い将来両校の中核として活躍していくことを大いに期待するものである。 |
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